|
|
|
|
眼科・麻酔科専門医 専門分野:白内障・緑内障
日本眼科医会々員、日本緑内障学会々員、日本眼科学会々員、日本麻酔学会々員
昭和53年:聖マリアンナ医科大学卒業
平成8年から13年:聖マリアンナ医科大学病院眼科副部長
平成14年1月:かねこ眼科クリニック開業
眼にとって重要な涙。その役割は眼の一番前に位置する角膜(通称黒目)に涙液層を作り、保護することです。そしてその角膜(極薄い0.5mmの透明な膜)の働きは、映像を眼底の網膜に送ることです。
この角膜は体の中の他の組織とは異なり、血管が存在しません。
このため、独自の機能により生体維持を行います。栄養は眼の内側から取り入れ、酸素は空気中から涙を介して供給されます。
このことが常に透明性を保っていられる大変重要な理由なのです。
コンタクト・レンズが角膜に装着されると角膜は大気から遮断され、酸素が摂取出来なくなります。
しかし角膜とコンタクト・レンズの間には涙があり、まばたきをするたびに入れ替わり、新しい涙が酸素を供給するのです。
そこで、「知っておきたいメガネとコンタクトの違い」
メガネからコンタクト・レンズにしようかなあ・・・と思っている一番の理由は、
「メガネよりカッコウがいいから!」が、最も多い理由ですが、それぞれの長所短所を知っておくことは大切です。
-
装着制限:メガネはありません。
コンタクトは12時間前後。
15〜16時間を超えないこと。(レンズの種類により異なる)
長時間装用は眼に負担。
- 管理:メガネは簡単。コンタクトは装用練習と、
取り扱いの習得。(コールド、煮沸など)
- 装用練習:メガネは不要。コンタクトは必要。直接角膜に装着させるもので、医療用装具からも取り扱いは重要である。
- 視野は(視える範囲):メガネは狭い。コンタクトは広い。
- 近視矯正量:メガネは小さい。コンタクトは大きい。効果大。
- 眼の合併症:メガネにはない。
「コンタクト・レンズとアレルギー」
涙に含まれるタンパク質やホコリがレンズの表面に付き、反応を起こす。まぶたの裏側に炎症が起こり、
かゆみ・痛みを伴い、時には角膜のキズを作ります。
- スポーツ:メガネは不便。コンタクトは便利。
- 会社や学校では コンタクト・レンズを使用しても、
昼・夜(帰宅後ははずしてメガネをかけるなど)の使い分けを行いましょう。
|
|
|